亥の子餅四つ巴
こんにちは〜
11月10日は亥の子餅です。
亥の子餅とは亥の月(旧暦10月)、亥の日、亥の刻(午後10時頃)に子孫繁栄祈願や、万病を払う意で食べるお餅です。
歴史の古い和菓子で、もとは中国古来の俗信に基づく風習だったようです。日本ではあの『源氏物語』にも登場します。
というわけで遠い昔に想いを馳せつつ(^^)いただきました。
・ゐのこ餅(二条若狭屋)
中は黒つぶあんで、表面のごまの風味がなんとも良い。
・ゐのこ餅(京都鶴屋)
とても淡白なお味。あんこを食べているのにさらさら水っぽい印象。
・ゐのこ餅(とらや)
「さすがとらや! 」とみんなに言わしめた一品。生地は見た目に反
して固めでしっかりした食感。きなこがまぶしてあるのですが、その
下の黒っぽい求肥には干し柿、きなこ、胡麻が練りこんでありす。
それぞれが絶妙にまじりあい、引き立てあうお味に拍手喝采!
・ゐのこ餅(俵屋吉富)
求肥がとても柔らかく、中は栗入りつぶあん。二条若狭屋と京都鶴屋 の間くらいのどちらかといえばさっぱりしたお味でした。
今回の4種類色合いが美しかったので…
こんな感じです(^^)
亥の子餅こうしてみると色形にばらつきがありますが、すべて猪に見立てているんです。
たとえば、栗→猪の骨 餡→猪の肉 求肥→猪の毛皮の模様の焼き印をおしたり…などなど。
ただ亥の子餅由来の中国では猪は豚を意味するため多少あいまいな部分があるようです。
さて次回はまたまた京芸を飛び出しお出かけです(^^)
前回に引き続き担当はべーでした。